KBS京都

藤袴と和の花展

アサギマダラを写そう!2013

 アサギマダラはフジバカマなどの花があると飛来して、ゆっくりと栄養補給をします。
 この美しいチョウの写真撮影は、驚かさなければ心ゆくまで楽しめます。ときには、翅にマークがあることに気付くこともあります。それは、アサギマダラの移動の証しです。
 KBS京都では、「藤袴と和の花展」の会場と、右京区水尾で開かれた「水尾フジバカマ鑑賞会」で、アサギマダラを写そう!と呼びかけ、会場に飛来したアサギマダラをカメラに収めていただき、このホームページに投稿していただきました。(※撮影日順に掲載)

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2012年投稿写真

2011年投稿写真

2010年投稿写真

旅をする蝶・アサギマダラ

アサギマダラの魅力は、まず美しさにあります。アゲハぐらいの大きさで、翅(はね)は細長く、黒とチョコレート色の地色に、浅葱色のまだら模様という上品な美しさです。飛び方も妖精のように優雅でたおやかです。
 しかし、その美しい細い体の中には強力なパワーを持っていて、長距離の移動をすることがわかってきました。春は南から北へ、秋には北から南へ、ツバメのように渡りをするのです。

 夏は涼しい高原や高山で過ごし、秋になると遠く海を渡り、台湾や沖縄まで移動して冬を過ごすといわれています。
 このことが明らかになったのは、1980年に始められたマーキングという調査方法によります。翅にサインペンで記号を書くという簡単な方法で、世界でも珍しい渡りをするチョウであることがわかってきました。
 全国の研究者がアサギマダラを発見してはマーキングをして移動の様子をはっきりさせようとしています。
 アサギマダラに興味をもたれた方は、マーキングにも挑戦してみてください。

アサギマダラの訪花植物としてのフジバカマ

アサギマダラ 秋、移動中のアサギマダラはフジバカマの花に強い嗜好性を示します。この理由は次のように考えられています。
 フジバカマなどのアサギマダラが好んで集まる植物にはピロリジジンアルカイド(PA)という特殊な化学物質が多く含まれていて、PAを体内に取り込むために好んで訪花するものと考えられます。
 取り込んだPAは、鳥類などの天敵から身を守るための防御物質や雄の性フェロモンの原料として利用されていると考えられています。
 したがってフジバカマにやってくるアサギマダラは圧倒的に雄が多いのです。