KBS京都|守ろう!藤袴プロジェクト

守ろう!藤袴プロジェクト

イベント実施報告

イベントも多彩に…「藤袴と和の花展」が閉幕
2010年9月18日(土)〜10月11日(月・祝)

 梅小路公園「朱雀の庭」を会場に、原種の藤袴200鉢で園内の池「水鏡」を飾り、日本人の心を育んできた秋の和の花の数々を展示した「2010藤袴と和の花展」が9月18日(土)から10月11日(月・祝)まで開催されました。

 京都府の絶滅寸前種に挙げられている秋の七草のひとつ、藤袴。KBS京都は、2008年の源氏物語千年紀にちなんで、源氏物語にも描かれた藤袴の原種を守り育む活動に取り組み、昨年秋には、藤袴を中心に和の花々の趣を多くの方に味わってもらおうと、京都市都市緑化協会との共催で、「藤袴と和の花展」を開催し、大好評を博しました。

 ことしも、5月に原種の藤袴から挿し芽をとり、大切に育ててきた藤袴の鉢植え、200鉢をはじめ、希少植物を含む和の花、約160種、500鉢が「朱雀の庭」に飾られました。
 ことしは、異常尽くめの夏の猛暑の影響で秋の花々の開花も大幅に遅れ、藤袴も例年より半月余り遅れて10月に入り、ようやく見頃を迎えました。
藤袴の蜜を好む「渡りの蝶」アサギマダラも、最低気温が15度を下回った10月6日になって、朱雀の庭をはじめ京都市内各所で見かけたとの情報がいっせいに寄せられました。前年より2週間ほど遅れての飛来でした。

 期間中のイベントはことしも盛りだくさんで、梅小路公園緑の館イベント室では、9月22日(水)にテレビ番組「原田伸郎のうたごえテレビ」の公開収録を実施。
 9月24日(金)には、ラジオの生番組「妹尾和夫のパラダイスkyoto」(10時〜12時、12時30分〜14時)の公開放送を行いました。4月からスタートしたこの番組にとって初の公開生放送でしたが、ウイークデーながら会場は満席状態。放送が始まると、妹尾和夫は「凄い人が集まってくれています! ありがとう〜!」と、いきなりのハイテンション。和気あいあいとした会場とのやりとりも盛り込んで、公開生放送ならではの臨場感があふれました。
 ゲストには華道未生流笹岡次期家元の笹岡隆甫さんを招き、花のイベントにふさわしいトークが弾みました。午後のパートでは、箏を奏でるシンガーソングライター、真依子さんを迎え、優しく凛々しい箏の音色、透き通るような歌声が会場に響き渡りました。この日、公開生放送を楽しんだ人は250人にのぼりました。
 翌25日(土)には、インストゥルメンタル・デュオ、フラリーパッドのアコースティックな世界「朱雀の庭〜音楽の調べ」がおこなわれました。場所は、雀の庭の水上ステージ。11時と14時の2ステージです。きらめく陽光と風に揺れる藤袴。そこに流れるウクレレとギターのサウンド。癒しの空間がひろがり、目で、耳で、肌で感じる花と音のコラボレーションは、その場にいた人々酔わせました。

 10月9日(土)と10日(日)には、「渡りの蝶・アサギマダラを写そう」というイベントが開かれました。藤袴の蜜を吸い、気温の低下とともに南方へ移動するアサギマダラ。藤袴の咲くところには必ずといってよいほど飛来する、美しい蝶です。
 初日は雨にたたられ、アサギマダラの飛来は確認できませんでしたが、10日には数匹が朱雀の庭に舞い降りてきて、手持ちのカメラで撮影に成功した人たちに、その場で写真をプリントアウトしてプレゼントしたほか、その写真をKBS京都のホームページに投稿してもらいました。
 会場には、海を渡って旅をする蝶・アサギマダラの不思議を紹介するコーナーも設けられ、移動の実態をつかむためのマーキング調査の方法や理科の教材研究のために作られた「飛べ!アサギマダラ」の工作の指導も行われ、会場を訪れた老若男女が童心に帰って工作に夢中になっていました。

 このほか、9月23日(木・祝)は茶道裏千家淡交会葵青年部による「ふれあい茶会」が。10月9日、10日はお香の松栄堂が「古典の花・藤袴の香りを聞く」藤袴を使ったお香を試作してプレゼントし、身近な植物が持つ香りの魅力を伝えました。
 また、10日にはフランス食品振興会の協力でボルドーワインセミナー&バリューボルドー試飲会が、最終日の11日(月・祝)は身近にある苔の魅力を知ってもらおうという「京都の苔」と題した講演会も開かれました。
 京都大原山草園の協力による恒例の山野草の即売コーナーも9日から3日間開かれ、来園者のお楽しみコーナーになっていました。

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