
守ろう藤袴プロジェクトのハイライト「平安の色 香り そして花」のイベントが、去る9月16日(火)立待ち月の宵に、京都府立府民ホール「アルティ」で開催されました。会場は烏丸迎賓館通り会によって飾られた藤袴と行灯に誘われた観客で超満員となりました。
プログラムは大雲寺梵鐘の音から始まり、平安時代に花開いた日本独自の文化を紹介する映像に続き、冷泉貴実子さんの「日本の秋」と題する講演、そして冷泉家に伝わる和歌披講の再現が7人の読み手で行われました。
続いて畑正高さんが源氏物語「若紫」に表された香りを中心に語られた後、二期会のメンバーによる朗読劇が、当時の衣装を再現した形で披露されました。
後半では「染司よしおか」の吉岡幸雄さんが、自作の襲(かさね)を紹介しながら、平安期の貴族の色彩感覚などについて語られた後、フィナーレでは上七軒の皆さんによる舞踊「秋の色種」が舞われました。会場には大小様々な藤袴が飾られ、朗読劇、舞踊でも藤袴が小道具として使われるなど、まさに藤袴の「しつらい」による秋の宵のひと時となりました。
京都府副知事 麻生 純さん
「藤袴の花の香り漂う中、千年前の源氏物語の世界に誘われる夢のひとときでした。」
財団法人 京都文化コンベンションビューロー理事長 村田 純一さん
「千年の時を越えて育まれ、受け継がれてきた繊細な日本文化の源流に触れたひとときでした。」
京都市美術館館長 村井 康彦さん
「季節感豊かに京都文化の源流をたずねるなかで、自然の大切さも教えられた、盛り沢山で有意義な会でした。」
株式会社 聖護院八ツ橋総本店代表取締役社長 鈴鹿 且久さん
「紫の藤袴から紐とく源氏の世界。日本人の心の機微や価値観、優しさは古今を問わず。」
源氏物語千年紀委員会ゼネラルプロデューサー 山本 壮太さん
「9月16日に開催された『平安の色 香り そして花』はKBS京都さんが昨年来キャンペーンを展開してきた藤袴とイベントの内容が見事に融合した見ごたえのあるものでした。冷泉家の伝統の和歌の朗詠、畑さんの香りと源氏の話、吉岡さんの植物染めの本物を前にしての講演等、源氏の世界を堪能した2時間でした。」